リフォームローンを組むときどのリフォームローンを選べばいいか分からない人も多いと思います。

審査基準がどうなっているのか、金利が安いところはどこなのかなどいろいろ気になるかと思います。

下手にリフォームローンを選んでしまうと、金利で損したり、審査が通らず手間がかかることもあります。

そこでこの記事では9社のリフォームローンを徹底比較します。

ぜひリフォームローン選びの参考にしてください。

1.リフォームローンの特徴を簡単に分かりやすく解説!

リフォームをするときに組めるローンがリフォームローンです。

住宅ローンもリフォームに利用することができますが、いくつか違いがあります。

リフォームローンと住宅ローンの違いを簡単にまとめました。

リフォームローン 住宅ローン
担保・連帯保証人 なし あり
初期費用 なし 20万円
借入限度額 500万円~1000万円 1億円
返済期間 10~15年 35年
金利相場 2.0~4.5% 0.5~2.5%
団体信用保険 原則なし 原則あり

1000万円以下のお金を10年以内に返済できる場合には、リフォームローンを組むことになります。

金利や高くなりますが、担保や連帯保証人なしで申し込めますし、審査も通りやすいです。

1000万円を超えるようなローンを組む場合には、住宅ローンを組むことになります。

・リフォームローンに含まれる内容とは?

基本的にリフォームローンで組めるのは、リフォームの工事費や設備費となります。

エアコン、IH、ガスコンロ、エコキュート、照明器具などは、工事代に含まれているのであれば、リフォームローンの中に入れることができます。

リフォームローンを申し込みするときには、見積書などの提出が必要です。

そういった証拠を示すことができれば、リフォームローンを組んで購入できることが多いです。

厳しいローン会社の場合には、その分のお金は審査に通らないこともあります。

またリフォーム会社を通して電化製品を購入する場合、割高になります。

安く済ませたいのであれば、自分で家電量販店から探して購入するほうがいいです。

・リフォームも住宅ローン減税の対象となる

住宅ローン減税制度と言って、住宅ローンを借りて家を作る場合には、一定額の減税が行われます。

これはリフォームローンも対象となっています。

◆住宅ローン減税の内容

  • 最大控除額(1年あたり):40万円
  • 控除期間:10年間
  • 控除率:1%
  • 住民税からの控除上限額:13.65万円/年
  • 適用期間:平成26年4月~平成33年12月

◆住宅ローン減税の対象となる増築、リフォーム工事

  • 増改築、建築基準法に規定する大規模な修繕又は大規模の模様替えの工事
  • マンションの専有部分の床、階段又は壁の過半について行う一定の修繕・模様替えの工事
  • 家屋のうち居室、調理室、浴室、便所、洗面所、納戸、玄関又は廊下の一室の床又は壁の全部について行う修繕・模様替えの工事
  • 耐震改修工事(現行耐震基準への適合)
  • 一定のバリアフリー改修工事
  • 一定の省エネ改修工事

◆利用の条件

  • 自ら居住すること
  • 床面積が50m2以上であること
  • 中古住宅の場合、耐震性能を有していること
  • 借入金の償還期間が10年以上であること
  • 年収が3000万円以下であること(3000万円を超える年は住宅ローン控除が利用できない)
  • 増改築等の場合、工事費が100万円以上であること

参考:国土交通省すまい給付金

住宅ローン減税を受けるためには、確定申告を行う必要があります。

住宅ローン減税のほかにも様々なリフォームの減税制度があります。

詳しいことは「一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会」の公式サイトにて書かれています。

2.9社のリフォームローンを徹底比較してみる

◆銀行のリフォームローン

◆銀行以外のリフォームローン

・金利はいくら?どこが一番安いのか?

金融機関名 金利・分割手数料
三菱UFJ銀行 変動金利年1.99%~2.875%
みずほ銀行 変動金利年3.975%
固定金利年4.3%(借入期間10年以下)
年4.950%(借入期間10年超)
三井住友銀行 記載なし
横浜銀行 変動金利年1.7~2.7%
イオン銀行 固定金利2.500%
中央労働金庫
(団体会員の構成員の方)
変動金利年2.000%
固定金利年2.100%
オリコ 3.00%
アプラス 7.20%~14.40%
ジャックス 3.40%

※金利は申し込み時期によって変動するので申し込み前に必ず確認してください。
※オリコ・アプラス・ジャックスは加盟店ごとに金利が異なります。

銀行はみずほ銀行を除き金利が年3.0%以下です。

信販会社のリフォームローンとなると、金利は少し高めになります。

特にアプラスは最低金利でも7.2%と高いです。

ただ金利は定期的に変更されるので、今いくらなのかは申し込む際に必ず確認してください。

「無金利・無利息のリフォーム会社もある」

リフォーム会社によっては、本来申込者が負担するはずの金利・利息を会社が負担してくれます。

この制度のあるリフォーム会社を選べば、利息の支払いを気にすることなく、自分に無理のない返済プランを考えられます。

ただこの場合、利用条件が設定されているので、その利用条件をクリアできるかは必ずチェックの上申し込んでください。

・借入限度額はいくらまで?

金融機関名 借入限度額
三菱UFJ銀行 50万円以上1,000万円以内
みずほ銀行 10万円~500万円
三井住友銀行 10万円以上1,000万円以内
横浜銀行 10万円以上1,000万円以内
イオン銀行 30万円以上500万円以内
中央労働金庫
(団体会員の構成員の方)
最高2,000万円
オリコ 20万円~500万円
アプラス 10万円以上300万円以内
ジャックス 20万円~500万円以内

※オリコ・アプラス・ジャックスは加盟店ごとに借入限度額が異なります。

トイレ・キッチン・浴室などの部分的なリフォームであれば、300万円もあれば予算としては十分です。

しかし、家全体をリフォームするとなると、500万円~1000万円はかかります。

ちょっとしたリフォームであれば、信販会社も含めてどこでもお金を用意できます。

大規模なリフォームを考えている場合には、銀行やろうきんなどでお金を借りることを考えたほうがいいでしょう。

・審査時間はどれくらい?融資までの期間は?

公式ページに審査時間や融資までの期間を細かく書いている金融機関は少ないです。

ただ一般的に銀行は融資までに時間がかかり、信販会社の方が早いです。

例えば、横浜銀行の場合、審査結果は最短即日です。

しかし、融資までの期間は、WEB申し込みは最短7日、来店申し込みは最短10日、郵送申し込みは最短20日となっています。

それなりに時間がかかるので、リフォームの見積もりをとった後ぐらいからリフォームローンに申し込むことをおすすめします。

オリコの場合、あるリフォーム会社では審査結果は最短2日、そこから正式に工事の依頼という流れになっています。

審査が通った時点で、オリコからリフォーム会社にお金が入金されることが決まるので、早く契約ができます。

3.リフォームローンの返済をシミュレーションしてみる

・リフォームローンの返済期間は最長何年?何分割まで可能?

金融機関名 返済期間・分割回数
三菱UFJ銀行 6か月以上15年以内
みずほ銀行 6か月以上15年以内
三井住友銀行 1年以上15年以内
横浜銀行 1年以上15年以内
イオン銀行 1年以上10年以内
中央労働金庫
(団体会員の構成員の方)
最長20年
オリコ 12~180回(15年)
アプラス 6~84回(7年)
ジャックス 最長180回払い(15年)

※オリコ・ジャックスは加盟店ごとに返済期間が異なります。

大体の場合、最長で10年~15年となっています。

中央労働金庫は最長20年と長めに設定されています。

返済期間が長ければ、毎月の返済額を抑えられて返済は楽になります。

しかし、その分支払う利息が増えるので、そのバランスを見て返済期間を決める必要があります。

毎月の返済額と合計利息については次で具体的に見ていきます。

・実際にリフォームローンの返済をシミュレーションする

リフォームにかかる費用の相場は以下の通りになっています。

  • キッチンのリフォーム費用相場:100~150万円
  • 浴室のリフォーム費用相場:100~120万円
  • トイレのリフォーム費用相場:30~40万円
  • 洗面台のリフォーム費用相場:20~30万円
  • リビングのリフォーム費用相場:100~150万円
  • ダイニングのリフォーム費用相場:60~90万円
  • 寝室のリフォーム費用相場:60~80万円
  • 玄関ののリフォーム費用相場:30~40万円
  • 増改築のリフォーム費用相場:750~1000万円
  • 全面のリフォーム費用相場:1000~1250万円
  • 中古住宅のリフォーム費用相場:500~600万円

金利2.5%で借りた場合の毎月の支払額がいくらになるのかを調べました。

◆毎月の返済額

借入金額 36回払い(3年) 60回払い(5年) 120回払い(10年)
50万円 14,431円 8,874円 4,713円
100万円 28,861円 17,747円 9,427円
200万円 57,723円 35,495円 18,854円
300万円 86,584円 53,242円 28,281円
500万円 144,307円 88,737円 47,135円
1000万円 288,614円 177,474円 94,270円

◆合計利息

借入金額 36回払い(3年) 60回払い(5年) 120回払い(10年)
50万円 19,505円 32,421円 65,619円
100万円 39,010円 64,842円 131,239円
200万円 78,019円 129,683円 262,478円
300万円 117,029円 194,525円 393,716円
500万円 195,048円 324,208円 656,194円
1000万円 390,095円 648,417円 1,312,388円

すでに住宅ローンを完済しているのであれば、一般的な家賃並みに毎月返済しても大丈夫だと思います。

しかし、住宅ローンが完済していない場合には、毎月の返済額が多いと返済が大変です。

長期の返済になると利息の支払いが増えますが、大事なのは無理のない返済計画を立てることです。

・繰り上げ返済を利用して早期完済も可能

ほとんどのリフォームローンでは繰り上げ返済を受けついています。

なのでボーナスが入った場合やある程度貯金ができた場合には、繰り上げ返済を行うことでローンの完済を早めることができます。

早くローンを完済すれば利息の支払いも減らせます。

なので、無理のない返済計画を立てて余裕ができたら繰り上げ返済という形をとることをおすすめします。

4.リフォームローンの審査基準とは?審査に通る人と落ちる人の特徴

リフォームローンは住宅ローンと比べれば、審査に通りやすいです。

しかし、ローン全体としてみた時には厳しい方に部類されます。

審査の通りやすさとしては銀行が審査が厳しく、信販会社の方が審査に通りやすいです。

またリフォームローンの審査のポイントは以下のようになっています。

  1. 年齢(完済時の年齢が特に重要)
  2. 年収(多い方が審査に有利)
  3. 勤続年数(できれば3年以上)
  4. 雇用形態(正社員や公務員が有利)
  5. 返済負担率(30~40%以下)
  6. 他社借入金額(少ない方が有利)

もちろんこれ以外のポイントも見られますが、重要になっているのが、これら6つのポイントです。

この中でなじみがあまりないのは、返済負担率だと思います。

返済負担率とは、年収のうちどれくらい借金の返済に回すことになるのかを示す割合です。

例えば、年収500万円の人なら、1年間の総返済額が150万円~200万円以内に収まる必要があります。

これはリフォームローンの返済額だけでなく、自動車ローンやカードローンなど他の借金も含んだ数字です。

銀行によって返済負担率の上限が決まっており、それを超えると審査に落ちます。

できれば30%以下になるように返済プランを立てることをおすすめします。

もし年収500万円なら他の借金と合わせて、毎月の返済額が12万5000円以下になるように、リフォームローンの返済期間を考えるということです。

・頭金を払ったほうが審査に通りやすくなる

審査に通るか不安な場合には、頭金を支払うことを考慮してください。

頭金を用意することで、借入金額が減る分、審査が通りやすくなります。

どうしても借入金額が大きいと金融機関は審査を厳しく行います。

また頭金を用意できることは、ある程度計画を立ててリフォームをしていることが分かります。

頭金を支払えるだけの貯金がしっかりできていることも示せます。

計画的な人であれば、返済も計画的に行えることが多いので、審査に有利に働きます。

5.リフォームローンの審査に落ちたらどうすればいい?

リフォームローンは審査が厳しいので審査に落ちる可能性も十分にあります。

もし落ちてしまった場合にはお金が借りられないので、基本的にはリフォームを諦める必要があります。

ただどうしても今すぐにリフォームしたいのであれば、リフォームの見積もりの見直しが必要です。

例えば、

  • 家全体をリフォームする予定のところを、キッチンだけのリフォームにする
  • リフォームする個所のグレードを下げる

などリフォーム費用が減るように工夫することが必要です。

リフォーム費用を減らせば、他のリフォームローンに申し込むことで審査が通る可能性もあります。

ただ短期間に何社も申し込みをしていると、申し込みブラックになり審査が通らない可能性もあります。

なので、必要最低限のリフォーム内容に変更して申し込むことをおすすめします。

またリフォーム費用がそれほど高額でないならば、カードローンを利用するのも一つの手です。

金利は高くなりますが、その分審査に通りやすいので、どうしてもリフォームしたい場合にはお勧めです。