こんにちは、ゆうやです。
突然ですが、あなたにクイズを出題します。
あなたが就職したとします。
就職先からあなたの月給は20万円ですと言われました。
そこであなたは毎月20万円までなら使っても良いでしょうか。
というように、家計管理を学んでいないと、いくら使ってよいか判断がつかないと思います。
また、ライフプランニングを学ぶことで、将来の目標に向けて、お金をどのように使っていくか計画することができます。
今回は、高校向けの金融経済教育指導教材「家計管理とライフプランニング」を活用して、あなたの金融リテラシーを高めて、資産形成に活かせるように、記事を紹介させていただきます。
この記事の対象者
・家計管理とライフプランニングについて学ぼうとしている人
・金融リテラシーを高めたいと思っている人
この記事を読むメリット
・家計管理とライフプランニングについて学ぶことができる
家計管理とは
自分たちの生活を営むための収入(入ってくるお金)と支出(出ていくお金)を管理することです。
お金の出入りを明確にすることで、無駄な支出を減らしたり、将来のための貯蓄や投資につなげることができます。
また、家計簿をつけることで、自分たちの生活習慣や支出傾向を知ることができ、改善するポイントも見つけられます。
高校生の場合の収入と支出の例は以下のことが考えられるでしょう。
・収入:お小遣い、お年玉、アルバイト代
・支出:洋服や雑誌、友人との遊び、ゲーム・・・
またひとり暮らしをしている大学生の場合の例だと以下のことが考えられます。
・収入:仕送り、奨学金、アルバイト代、お年玉
・支出:食費、住居費、水道光熱費、通信費、交通費、被服費、教養娯楽費、そのほか・・・
さらにひとり暮らしをしている社会人の場合だと以下のことが考えられるでしょう。
・収入:給料、賞与(ボーナス)
・支出:食費、住居費、水道光熱費、通信費、交通費、被服費、教養娯楽費、そのほか・・・
そして収入や支出とは別に貯蓄(使わずに貯めておくお金)が考えられます。
給与明細を事例に手取りや控除、税金について把握しよう
例えば会社員のAさんが会社から給料を受け取る際に、給与明細を渡されます。
給与明細では、主に以下のような内訳となっています。
支給 | 基本給 \200,000 | 時間外手当 \8,000 | 通勤手当 \10,000 | 支給額計 \218,000 | ||
控除 | 雇用保険 \654 | 健康保険 \10,890 | 厚生年金 \20,130 | 介護保険* \0 | 社会保険料計 \31,674 | |
所得税 \3,910 | 住民税 \7,200 | 税額計 \11,110 |
*介護保険料は、満40歳に達したときから、徴収されます。
実際にいただける手取り額は以下の通りです。
・支給額:218,000円
・控除額:42,784円 (税金:11,110円 + 社会保険料:31,674円)
・手取り収入:175,216円(218,000円-42,784円)
このように実際に手元に入るお金は、満額ではなくいくらか引かれた状態となっています。
そして、ここから生活に必要な支出が発生します。
例えば、食費や住居費など生活条件によって以下の事例のように分かれるのです。
食 費 | \20,000 自炊のみ | \40,000 自炊+外食 | \60,000 外食のみ |
住居費 | \40,000 郊外1R(1K) | \70,000 都会1R(1K) | \100,000 都会1LDK |
通信費 | \3,000 格安SIM | \7,000 大手キャリア | \12,000 スマホ+ネット |
交通費 | \3,000 徒歩、自転車 | \10,000 バス・電車 | \30,000 クルマを所有 |
被服費 | \3,000 最低限 | \10,000 平均並み | \30,000 ブランド |
家計管理シミュレーターを使って把握してみよう
金融庁のサイトから「家計管理シミュレーター」を使ってみることで、あなたの家計管理が視覚的にも把握しやすくなります。
まずは上記のリンクから、トップページに飛びます。
トップページ > 家計管理シミュレーター をクリックします。
赤い点を動かすことで金額が変わります。
またシミュレーションの結果が表示され、オーバーしている場合は、支出を見直して、収入の範囲内に収まるように調整することが大事です。
生涯の収入と支出をイメージしてみる
あなたが将来どんな人生を送りたいかを思い描くことをライフデザインと言います。
そしてあなたが希望するライフデザイン(将来の夢や将来かなえたいこと)のために、お金をどうやって準備するか、考える必要があります。
さらに生涯の収入、支出のイメージをつかむために、収入と支出のバランスをとることが大事です。
ライフプランニングとは
将来の目標に向けて、お金をどのように使っていくかを計画することです。
例えば、大学進学や就職、結婚、子育て、住宅購入など、人生には様々なイベントがあります。
それぞれに必要な費用を把握し、計画的に貯金や投資をしていくことで、理想の人生を実現することができます。
例えば、以下のようにかんがえられるのではないでしょうか。
・どんな仕事に就いて、何歳まで働きたいのか?
・このまま独身でいくのか、将来は結婚したいと考えるのか?
・自分の子どもほしいけど、何人くらいほしいのか?
・将来はどこに住んで、どんな暮らしをしたいのか?
多様な働き方があると知る
雇われる働き方とそれ以外の働き方があります。
雇われる働き方だと、会社員(正社員や派遣社員)・公務員・アルバイトなどです。
それ以外の働き方だと、家業を継ぐ・起業する・フリーランスになるなどです。
年収にも違いがあると知る
年収も正社員と正社員以外で開きがあります。
正社員の場合、一般的に平均500万円ほどだと言われてますが、非正規の場合は、平均300万円ほどです。
また会社員と起業した場合でも、年収に開きがあります。
人生の3大費用を知る
一般的に、「教育・住宅・老後」の費用と言われています。
人生のイベント(就職、病気・ケガ、結婚、出産、教育、住宅、介護、老後、災害など・・・)にかかる費用の大きさは、支出の順序に違いがあります。
ライフプランシュミレーターを使って把握してみよう
金融庁のサイトから「ライフプランシミュレーター」を使ってみることで、あなたのライフプランが視覚的にも把握しやすくなります。
まずは上記のリンクから、トップページに飛びます。
トップページ > ライフプランシミュレーター をクリックします。
条件を細かく入力し、最後に「結果を見る」ボタンを押すと、結果が出ます。
年齢ごとに収入・支出の棒グラフや貯蓄の折れ線グラフが表示されますが、 60歳になる時にマイナスにならないように注意しましょう。
生涯の収支のバランスをイメージしてみよう
・生涯の総収入:労働収入、退職金、年金、資産形成による増加分など
・生涯の総支出:生活費用、教育費用、住宅費用、老後費用、借金の利子など
家計簿をつけることが大切さを知ろう
家計管理やライフプランニングを具体的にどのように行っていくか、見ていきましょう。
家計管理には、収入と支出のバランスをとることが大切です。
自分たちの収入源を確認し、それに対して必要な支出を割り出します。
ここでいう必要な支出は、食費、光熱費、住居費、交通費、保険料、教育費などです。
余裕があれば、趣味や娯楽にお金を使うことができます。
そして、支出が収入を超えてしまうと、借金やクレジットカードの利用などが必要になってしまいます。
そのためにも、支出を抑えるための工夫が必要です。
例えば、節約グッズの活用や食費の見直し、外食の自粛などがあります。
しつこいかもしれませんが、家計管理において大切なことは、収支を把握することです。
それは、収入と支出のバランスが取れていないと、借金を重ねたり返済に苦しむことになるからです。
自分たちの収支を把握するためには、家計簿をつけることがおすすめです。
家計簿から収入や支出の項目を細かく分けて記録し、定期的に振り返って見直すことで、お金をどこの部分にいくら使っているのか、どの項目で無駄遣いをしているのかが分かります。
また、ライフプランニングにおいても、家計簿をつけることが大切です。
将来の夢や目標を達成するために必要なお金を計算する必要があります。
たとえば、結婚式や子育て、住宅購入など、将来に向けて貯蓄する必要性が増してくるでしょう。
そのためにも、あなたのライフプランを作成し、その目標を達成するのに必要なお金の計算して、そのためにどの程度の貯蓄が必要なのかを考えることが大切です。
さらに、家計管理やライフプランニングにおいて、お金を効率的に使う方法を学ぶことも大切です。
たとえば、節約や投資など、お金を増やす方法や、保険や資産運用など、将来に備える方法があります。
これらの方法を理解し、自分たちに合った方法を選ぶことで、より健全な家計管理やライフプランニングを実現することができます。
まとめ
・家計管理によって、家庭の収入と支出を把握して、貯蓄をしよう。
・将来どんな人生を送りたいか、時系列で具体的にイメージしてみよう。
・多様な働き方があると知り、どのように働きたいか考えてみよう。
・人生の3大費用に対して、計画的に準備しよう。
以上のように、家計管理やライフプランニングは、将来を見据えた賢いお金の使い方を学ぶことができる大切なテーマです。
これらのテーマを学ぶことで、自分自身や家族の将来に向けた計画を立て、しっかりとした生活基盤を築くことができます。
あなたがいま何歳であっても、家計管理やライフプランニングについて考えることは遅くありません。
是非あなたの資産形成に役立つことでしょう。
なお冒頭のクイズですが、私は次のように考えました。
月給20万円から税金などが引かれ、手取り収入で20万円も満たないから×であると。
ちなみにパッケージ版を参照したい方はコチラから、参照できます。
また動画で視聴されたい方向けに、埋め込みで表示させています。
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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。